2007年04月28日

最終和解交渉(ビデオステーション)

過去、私は「ワンクリ業者からの請求メール」のエントリで、ビデオステーションから延々と送られてくる請求メールをご紹介しておりました。
ずっと規則正しく請求メールが送られてきていましたが、3月30日を最後に、なぜかぱったりとメールが途絶えました。
とうとう諦めたのかと思いきや、4月16日からまたメールによる請求が再開。半月ほどストップしていたのが嘘のように、またもや規則正しくメールが送られてくるようになりました。
そして、今日(4月27日)、とうとう「最終和解交渉」なるメールが送られてきました。
「最終」と銘打っておりますが、いつから私と業者が和解交渉をしていたんでしょうか? 当事者である私は全然知らないんですが。


[Date] 2007/04/27 19:10 (+0900)
[From] ビデオステーション管理部(urge@kerfd.com)
[Subject] <最終和解交渉>ビデオステーション事務局

          最終和解交渉


当方からの最終和解交渉としまして、金38、200円にての退会手続きを5月8日まで
受け付けます。5月8日までに金38、200円にご入金頂けない場合は、下記、通常請
求から小額訴訟へとかえさせて頂きます。

ご対応無き場合は、当方からの最終和解交渉へのご対応の意思がないと判断させて頂くこ
とをここに通知致します。


誠に遺憾ですが、5月8日までにご対応なき場合は、5月9日を持ちまして小額訴訟とさ
せて頂きます。

小額訴訟金額は、正規料金148,200円と遅延損害金(12.2%×経過日数)及び悪質
な入会者と判断せざるを得ない為、サーバー使用料、事務手数料を含めました、金額のご
請求をさせて頂くこととなります。


2007-04-27 2007-04-27 ビデオステーション事務局 
           東京都新宿区新宿
           TEL:0120-945-401
           mail:support@kerfd.com

(以下略)

------
ビデオステーション側が当初請求していたのは98,400円でした。なのに今回の最終和解交渉なるものでは、突然38,200円(8と2の間がカンマじゃなく読点なので、正確には38円20銭?)に値下げされています。
そこまで値下げするんであれば、結局、元の値段の根拠は何もないんでしょうかねえ。

さて、業者の言い分によると、38,200円を払わなければ「小額訴訟」とやらに移行するそうです。これは「少額訴訟」の誤植ですが、基本的に60万円以下の金銭の支払を求める場合に限り認められる、極めて簡単な訴訟手続きです。(内容については、裁判所のサイト(最高裁が運営)をご覧ください)
ただ、訴えるには、相手の住所氏名を知っている必要があります。これは、訴える先が相手方の住所地を管轄する簡易裁判所であるため、そして裁判所からの訴状は特別な郵便(特別送達)で送る必要があるためです。
裁判所からの通知が本物かどうかを確認する方法に関して、法務省「督促手続・少額訴訟Q&A」から以下に引用いたします。
Q1 裁判所からの本当の通知かどうかを通知の形式から見分けることはできますか。

(答)
1 裁判所から「支払督促」や「少額訴訟の呼出状」が送られる場合には,「特別送達」という特別な郵便(郵便法第66条,内国郵便約款第138条)により送付されることになっています。
 この「特別送達」には,次のような特徴があります。

○ 「特別送達」と記載された,裁判所の名前入りの封書で送付されてきます。
 ※「支払督促」や「少額訴訟の呼出状」が,はがきや普通郵便で送付されてくることはありません。
○ 郵便職員が名宛人に手渡すのが原則であり,はがきや普通の封書のように郵便受けに投げ込まれることはありません。
 そして,郵便職員から受け取るときは,「郵便送達報告書」に受け取った人の署名又は押印をするよう求められます。
○ 裁判所で付した「支払督促」や「少額訴訟の呼出状」の「事件番号」・「事件名」が記載されています。

 これらの特徴があるかどうかで,裁判所からの本当の通知であるかどうかを見分けることができます。

2 なお,本当の「支払督促」には,金銭を振り込む預金口座は記載されることはありません。したがって,受け取った書類に振込口座の記載がされていた場合には,それは「支払督促」ではありませんので,絶対に金銭をその口座に振り込むことのないようにしてください。なお,名目のいかんを問わず,裁判所から「お金を振り込むように」という連絡が来ることもありません。

3 発送元・連絡先が本当の裁判所であるかどうかについては,電話帳や消費生活センターなどで確認しましょう。なお,裁判所の管轄地域・連絡先については,最高裁判所のホームページでも確認することができます。

要するに、はがきだとかメールだとか普通郵便だとかで送られてくる「少額訴訟」を起こす旨の通知等は、一切無視しても構わないわけです。ただ、裁判所から送られてくる「特別送達」のみは、絶対に無視せず、お近くの弁護士に相談するなどして、対処する必要があります。

長くなりましたが、当然ながら今回も私は無視させていただきます。
今回の期限は5月8日で切られておりますので、9日以降にどういう反応になるか、ちょっと楽しみに待っていようと思います。
------


ところで、今気づきましたが、正規料金も今までと違うんですが・・・(今までは148,400円)
もうめちゃくちゃ。


posted by 環 at 00:06| Comment(8) | TrackBack(1) | ワンクリspam | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
値下げで手を打とうと言いつつ脅しは忘れない、高圧的な態度ですね。
今まで無視してる人はこんなもので騙されないでしょうから5月9日には少額裁判が多量に起こされる訳ですね。
東京簡易裁判所民事部6階で待ってればアホ業者の顔が拝めるのか。行ってみようかな?(来るわけないですが)
仮に少額裁判を起こされたら、皆で不服申し立てて通常の民事裁判に移行すればいい訳です。裁判費用
どころか印紙代で大赤字になって自爆です。
ま、出来る訳がない。
Posted by 末期ぃ at 2007年04月28日 18:21
環さん、末期ぃさんのコメントなどは非常に勉強になります。
こうした事はもっともっと皆さんに知って欲しいですね。
それが被害を未然に防ぐ手立てとなりますから。
Posted by けんじ at 2007年04月28日 22:23
いつもありがとうございます。
まとめコメントで失礼いたします。

>末期ぃさん
間違いなく、全国一斉に訴訟が提起されることでしょう。簡易裁判所は全国で438箇所あるそうですから、最大4,380件の訴訟が提起されることになるんでしょうね。もちろんそのうちの1件は私が被告ですな。
これで本当に訴訟提起したら面白いな。(おっしゃるとおりあり得ませんが)
9日にどういうメールが届くか、今から楽しみにしています。

>けんじさん
訴訟というと身構える人が多いわけでして、そういう人のところに「訴訟」と書かれた手紙なりメールなりが届くと、慌ててしまうわけですね。
最近は、少額訴訟に関するニュースも増えてきましたので、訴訟に抵抗のある方にも是非興味を持っていただければと思いますね。

またよろしくお願いします。
Posted by at 2007年04月29日 00:18
まず、けんじさん。身に余るお言葉恐れ入ります。
ちょっと勘違いしていましたが、今は少額裁判も相手方の住所地を管轄する簡易裁判所になったんですね。
以前(金額が30万円以下だったころ)は訴える側の住所で起こせば良かったので、遠隔地の被告が出廷できず1回の審理で判決が出てしまうため請求側(詐欺師)の思う壺でした。改善されていたのは勉強になりました。

あと特別送達の形式は参考になりました。よく詐欺師が「内容証明郵便」を「裁判所内の郵便局」から出す手を使います。たまたま「裁判所の建物の中にある郵便局」の局長が証明する印を押しているだけですが、普通の人は「裁判所からの通知」と思ってしまいます。ハッタリにかからないよう、このエントリに引用されている記事は知っておいて損はないですね。
Posted by 末期ぃ at 2007年04月29日 01:36
いつもありがとうございます。
内容証明の話は私も聞いたことがあります。内容証明自体は、単純に郵便局が差し出した郵便物の内容を証明しているだけのものですが、法律的な紛争の際に内容証明を送る云々ということがありますので、身構える人が多いのかもしれませんね。
いずれにしましても、そういう知識を少しずつ身につけていくことが肝要だと思います。
またよろしくお願いします。
Posted by at 2007年05月07日 00:33
初めまして、お邪魔します。
投稿!Xビデオからのスパムに悩まされている者です。
毎日届くスパムに辟易とし、メーラーに学習させている際、うっかり開いてしまいました。サーバーのスパム撃退ザービスに登録したのですがが、それでも届くとは、どんな裏技を使っているのでしょうか。
最近は最後通告という件名で入って来て、支払わないと15日で訴訟すると書いて来ました。そんなこと出来る訳無いので無視ですが、15日を過ぎたら今度はどんな手を打ってくるんでしょうね。
このスレッドにある住所、Xビデオと同じ東京新宿で番地無しです。同一人物でしょうか。
Posted by ヤマモト at 2007年05月11日 18:08
私のところは「38、400」になったり
「38、200」になったりワケワカメ、
期限は5月8日ですが、昨日まで来ています。
今日は担当さんがお休みなのかまだきていません。
Posted by t.kin at 2007年05月13日 18:50
いつもありがとうございます。
まとめコメントで失礼いたします。

>ヤマモトさん
最後通告は何度となく受け取っていますが、いまだに訴訟は起こされていません。しばらくすると、このエントリのように「最終和解交渉」なるメールが来ることでしょう。
ワンクリspamの送り主は、おっしゃるとおり同一人物の可能性があるかと思います。いくつかのサイトがありますので、場合によってはすべてグルかもしれませんね。

>t.kinさん
実はいまだに「最終和解交渉」spamが届き続けています。既に5月8日を過ぎて1週間になろうとしていますが、いつまで引き延ばすおつもりなんでしょうね。

またよろしくお願いします。
Posted by at 2007年05月14日 23:14
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Excerpt: GW明けを狙ったように、今夜新たな2つのワンクリサイトに誘導するスパムが飛来しましたので、速報します。
Weblog: 金井優子さんからの手紙
Tracked: 2007-05-07 23:33
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