2007年01月30日

SMBCファイナンシャル・サービス

本当に久々の貸金業者spamです。
実は、これと同じところへ誘導するspamが、以前届いていたことがありますが、そのときはもたもたしていたら誘導先サイトがなくなってしまっており、結局エントリできませんでした。
そのため、今回は届いてすぐにエントリすることにいたしました。
なお、同様と思われる誘導先を持つspamが、「新・いらないメール展示会」さんで紹介されております。


[Date] 2007/01/29 09:23 (+0900)
[From] 【 厳選ご融資 】 (cash@wish.ocn.ne.jp)
[Subject] 未承諾広告※ ▼ SMBCのご融資案内 ▼

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■配信元 トップス 
■所在地
 東京都中央区東銀座1−12−4
■配信停止を希望される方はお手数ですが下記アドレスに。
 配信停止: 1124tops@yahoo.co.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ★★おまとめローンもSMBCがご用意いたします★★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      SMBC  ttp://netnumber.info/

■注■ ━━━ VISA・MASTER・DCとの提携カード ━━━
■目■  全国ATM・コンビニでもご利用できます
■!!■    もちろん全国銀行でも入出金OK
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・…━━◆ 実質金利 8.0〜12.0%でのご融資 ◆━━…・
ttp://netnumber.info/

  ◆カード発行まで最短3日間。

  ◆当日ご融資希望の方は即日プラス300でご融資。

  ◆女性の方には、低金利のレディースキャッシング300。

  ◆事業資金・マイカー購入なら、サクセスキャッシング300。

・…━━◆ 実質金利 8.0〜12.0%でのご融資  ◆━━…・

ttp://netnumber.info/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆◇メールでお知らせサービス 実施中◇◆◇◆
─────────────────────────────
●今ならカード発行手数料・年会費は無料。

●300万円までの大型ご融資。

●審査はたったの30分のスピード審査。

●まずは自動診断でカード限度額をチェック。

●その他詳細はこちら→ ttp://netnumber.info/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
----------------------------------------------------------------
このメールは特定電子メール送信適正化法・改正特定商取引法を遵守の上
送信しておりますが、ご不要な方には大変ご迷惑をおかけいたしました。
----------------------------------------------------------------

------
SMBCと言えば、普通は当然「三井住友銀行」(英語では「SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION」でして、それぞれの頭文字を取って「SMBC」)を指します。
でも、このspamが誘導する先のサイトは、「SMBCファイナンシャル・サービス」を名乗ってはおりますが、三井住友銀行とは当然一切の関係はありません。
SMBCファイナンシャル・サービスとやらのトップページはこんな具合です。

smbc1.jpg

それにしても、三井住友銀行のロゴまでパクるとは、いい度胸してますね。

ここからは誘導先サイトのバカさ加減をあげつらってみましょう。
まずは会社概要から。

smbc2.jpg

そもそも、郵便番号が6桁っていう時点でダメダメです。
次に、登録番号ですが、貸金業者の登録番号は5桁です。従いまして、「関東財務局長NO(8)010021」などという登録番号はあり得ません。これで完全に失格です。

次に、「新・いらないメール展示会」さんでも突っ込まれていましたが、SMBCファイナンシャル・サービスの英語表記がこうなっています。

smbc3.jpg

「ファイナンシャル」って、英語にすると「FINANCIAL」なんですけど。
ちなみに三井住友フィナンシャルグループ(本物)のロゴはこうなっています。

smbc4.jpg

当然ですが正しい英語ですよね。

他にも、トップページに載っているクレジットカードの「三井住友ファイナンシャルサービス」という文字が明らかに貼り付けたように見えたり、「メールでお知らせサービス「うかっりしちゃダメール」」とダメダメな誤植があったり(これは「新・いらないメール展示会」さんのエントリのコメントで、末期ぃさんがご指摘です)、自動診断に携帯電話番号を入力する必然性がわからなかったり、全然暗号化されていなかったりしております。

結局のところ、「SMBCファイナンシャル・サービス」は、ただの闇金だ、ということができます。(登録番号がダメな時点で闇金確定)

なお、三井住友フィナンシャルグループでは、ホームページ上で、「「三井住友」「三井」「住友」「SMFG」「SMBC」等の商標を無断使用する金融業者・債権回収業者にご注意ください」という注意喚起を行っています。ただ、この注意喚起は昨年(2006年)7月末に行われたものであるため、今回私がご紹介するspamからの誘導先は対象となっていません。が、繰り返しになりますが、三井住友銀行とは全く無関係ですので、間違っても借りようとはなさらないようにしてください。
------


金融庁のサイトに、「違法な金融業者に関する情報について」(リンク先はPDFです)というデータが載っています。これをご覧いただくとおわかりいただけると思いますが、最近の闇金業者は、有名な企業の名称を詐称するケースが非常に多くなっています。ざっと見ただけでも、「AIG」「東京火災」「新生」「OMC」「オリコ」「オリックス」「アフラック」「ニコス」「UFJ」「日本信販」などなど、生保や損保、信販会社やリース会社などの名前を勝手に名乗って、その企業名の信用を利用しているものが非常に多い状況です。
もし貸金業者からお金を借りる必要があるのであれば、これらの情報を十分に確認した上で借りるべきですし、ちょっとでも不安があれば、借りるのを止めるか、あるいは貸金業の担当窓口(国であれば財務局、都道府県であれば貸金業担当セクション)に問い合わせるべきです。闇金の被害をなくすには、そういう手間をかける必要があると思います。(本当は、借りずに済むのであれば、借りないのが一番なんですけどね)
posted by 環 at 02:05| Comment(9) | TrackBack(1) | 貸金業系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一連の貸金spamは配信業者が金融機関の宣伝メールを出している形態になっていますね。spam2法遵守と言いながら宣伝者の電話番号と責任者または代表者氏名がないので違法です。しかも必ず所在地は架空の番地です。
従って内容は…ブロガーの皆さんが貸金でこの利率はあり得ないと指摘されていますし、この「おまとめローン」にも落とし穴があるそうです。
貸金からいわゆる「グレーゾーン金利」で借りても債務者が気づいて調停ないし裁判の結果「利息制限法」を越えた分の利子は取り返せます。
が複数の貸金の債務をまとめて借り直してしまうと超過分の利子を払うことを債務者が追認したことになり返還できなくなるようです。
ちゃんとした銀行ならまとめる際に指摘されるはずですが、貸金同士グルになっておまとめを勧める理由は…(この辺素人なんで正確ではないかも知れませんが、要は蟻地獄に陥る訳です。もし複数の貸金から借りている状況ならまず専門家に相談すべきです)
さてspam自体ですが、「新・いらないメール展示会」で晒したドメインは既に別の会社を名乗っています。また私にもこの「SMBC〜」のspamが21日に来て誘導先の内容はここと同じですが、"topbio.info"ドメインでした。今確認したらそこは既に消えています。大会社をパクった余りにも悪質な業者故に逃げ足も速いのでしょう。
誘導先ページはツッコむとキリがないです。
Posted by 末期ぃ at 2007年01月30日 04:23
いつもありがとうございます。
おまとめローンに関しては、J-CASTニュース(http://symy.jp/?E-N)やasahi.com(http://symy.jp/?hFx)(どちらもウェブ魚拓(http://megalodon.jp/)でキャッシュを取得し、そのURLをウェブ精米(http://symy.jp/)で圧縮しております)で報道されておりますが、おっしゃるように利息制限法に基づく利率以上の利息についてもまとめて借り換える形になるため、問題点が金融庁によって指摘されているようですね。
通常、おまとめローンは借入れも1本になる上に、場合によっては利率も引き下げになるので得だと思われがち(私もそう思っていました)ですが、そういう落とし穴があるとは知りませんでした。
ドメインに関しては、かなり末期ぃさんがご自身のサイトで詳しく分析していらっしゃるので、私が申し上げることはございません。闇金のサイトにご興味のある方は、是非末期ぃさんのサイトをご覧ください。
またよろしくお願いします。
Posted by at 2007年02月02日 23:35
拙ページをまたご紹介くださり、恐れ入ります。
貸金スパムは以前は全く読んでいませんでしたが、SMBC〜以来誘導先を覗いてみています。
どんどんページが消えてしまうのですぐ見に行ってキャプチャしとかないと駄目なんですが、先月22日に幸いいくつか残ってたので晒してあります。(それらも殆ど消えています。)
上のコメントで環さんのご紹介された記事でもいろんな問題が指摘されていますね。銀行もみなし弁済の指摘を殆どしていないとは驚きました。また勉強になりました。
本来生活困窮者と浪費者は借金してはいけないという指摘をしたサイトがありました。ちょっと前まで消費者金融も気軽にすぐ借りられる雰囲気のCMや電車の社内広告を出していましたが、これに惹かれたのがきっかけで多重債務に陥った方も多いものと思います。貸し金spamはこのような人にまた早さを売り物に「おまとめローン」を持ちかけるのが主眼のようです。
見慣れれば「またか」というspamですから飛びつかないでネット「おまとめローン」とググルだけでも調べる行動をして欲しいものです。
私のページをごらんになりたいは下記HNをクリックしてください。(人のブログで宣伝すみません)
Posted by 末期ぃ at 2007年02月03日 01:13
↑すみませんが前言撤回。
「おまとめローン」でググると消費者金融やローン会社の宣伝とそれらをまとめたサイトばっかり引っかかってしまします。「利息制限法」を越えた利率を平気で掲げているものまであり、逆にそれらが常識と思い込みかねません。
「おまとめローン 問題」くらいで絞らないと警告にはたどり着けませんでした。
それらのサイトを見てひとこと。「契約」の言葉の意味をよく考えていないと、大変なことになります。
このエントリの業者にでも、キャッシング会社の無人契約機でもカード発行を申し込むことは「契約」を結ぶことです。銀行のCDで金を下ろすのとは訳が違うことを、認識しないといけませんね。
Posted by 末期ぃ at 2007年02月03日 13:19
いつもありがとうございます。
多重債務者の増加の一因としては、貸金業者の無人受付機の存在も大きいと思います。おっしゃるように、銀行のATMから預金を引き出す感覚でお金を借りることができますので、「お金を借りる」という感覚が麻痺しているんじゃないでしょうか。おっしゃるとおり、あれも一つの「契約」なのに・・・
やっぱり、小さい頃からお金の使い方を勉強させないとだめなんでしょうかねえ。
またよろしくお願いします。
Posted by at 2007年02月04日 01:09
関東財務局のページ悪質な貸金業者の情報
http://www.mof-kantou.go.jp/cgi-bin/to.cgi?/kinyuu/kashikin/akusitsu.htm によると
「SMBCファイナンシャル・サービス」の今月5日付けで無登録業者のリストに載りました。(エントリ中のPDF版にはまだありません)
だから9日にサイトを見たら無かったのか…
Posted by 末期ぃ at 2007年02月20日 17:34
いつもありがとうございます。
とうとう関東財務局のサイトに載ったんですね。これでこの社名は使えなくなるはず。次はどこの銀行名を詐称するのかな?
またよろしくお願いします。
Posted by at 2007年02月24日 00:36
いつもお世話になってます。今日、“UCキャッシング”からのスパムが来てたんですが、これも“うかっりしちゃダメール”機能つきでした。ちなみに、元祖“うっかりしちゃダメール”は“レイク”のサービスです。
http://www.lake.co.jp/mail/mail.asp
Posted by はるまき at 2007年03月08日 22:14
いつもありがとうございます。
そうか、レイクが最初に使ってたんですね。だから「うかっりしちゃダメール」なんですねえ。
ただ、こうすることによって、逆におまぬけ感が強すぎるように見えるのは私だけでしょうか。それとも単にマヌケなのか?
またよろしくお願いします。
Posted by at 2007年03月12日 01:56
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

怪しいご融資
Excerpt: 上限金利引き下げで、消費者金融の審査に通らないケースが急増。それに比例して増えているのが外資系や大手の金融機関の関連会社を装った貸金スパムです。
Weblog: スパムGメン -迷惑メール情報ブログ-
Tracked: 2007-03-18 21:00
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。